魅惑の扇風機 2台目
 
本格的に暑くなってきました。うちのネコもそろそろ溶けはじめる季節です。

毎年毎年エアコン購入を彼女と相談しているわけですが、先日のテキストでも書いた通りで、エアコン購入に踏み切る前にお金が溶けてしまっています。今年は夏を前にしてさほど溶かすわけでもなく、ついにエアコン購入に踏み切れるかと思いきや、あろうことか先日無職になり、今年もたったひとつの扇風機を巡っての紛争が勃発しそうな予感です。

しかし実際のところ、毎年エアコン無しで過ごせています。ボロアパートなので風通しも良く、私の人生と同じくあまり陽の当たらない部屋ですので、よっぽどの真夏日や熱帯夜でもなければ、全裸で過ごせば問題はないわけです。

夏が暑いのは当たり前と言ってしまえばそれまでなのですが、地球温暖化やヒートアイランド現象により、昔と比べてとても過ごしにくくなっています。しかしだからといって、世のエアコン崇拝主義はどうかと思います。いわゆる冷房病やエアコン病があります。夏になると巷の人がかかる難病ですが、これは夏の暑さが原因ではなく、エアコン崇拝主義という、一種の宗教による洗脳ではないかと思うわけです。

いつだったかこんなニュースがありました。中央線だかどこかの車掌が冷房と暖房を間違え、真夏の通勤電車に暖房を焚いたというニュースです。当然クレームが相次ぎ謝罪があったわけなのですが、私はこの車掌の行為は、社会に一石を投じるがための確信犯的行為であったと思ってはばかりません。夏に寒いのはそりゃおかしいという主張を、メディアを通して訴えたかったのではないかと。しかし残念ながらメディアではそこまで議論が進まなかったのは、車掌の読みが甘かったというか、私の勘違いですかね。

以上夏の暑さについて、全裸でお送りしました。
 
back