[道具.材料など]
●子供用のオモチャなので、桂、アガチス、バルサ、航空ベニア、ひのきなど出来るだけ軽い材料で作りました。
手すり、配管、コンロッドなどはアルミやシンチュー製です。

工具は木工、金工の一般的な物の他、卓上用ジグソウやドリルなどです。ドリルは横に寝かせると簡単な旋盤として使えるように、センター金具や刃物台が付いています。
ドリルチャックに挟めない太さの材料には写真の四つ目キリのようなものの他、材料に合わせていろいろ作ります。

[製作工程]
1
ナローゲージの機関車を参考に2倍に拡大して寸法を出しました。
2
エントツは桂の丸棒から削り出します。桂は木目がやさしいので仕上がりもきれいに出来ます。
3
車輪もまとめて削り出します。まず丸棒のセンターを出し、下穴を開けて四つ目キリを打ち込みチャックにはめます。
4
旋盤作業が終わりました。ボイラーだけは丸棒をそのまま輪切りにしてあります。
5
運転室は1mmの航空ベニアを切り抜いて作ります。航空ベニアは堅いですが切り口はきれいに仕上がります。
6
組立途中で運転室内は黒で塗っておきます。細い窓枠はこわれないように内側から補強してあります。
7
合わせてみたところ。ボイラーには紙の補強バンドや扉回りのディテールアップをしておきます。
8
シャーシーにはフェンダーやシリンダーを取り付けます。シリンダーにはシンチューパイプが通っています。
9
ジグソウを使ってアルミ板からサイドロッドなど金属パーツを切り出します。
10
ボディーの組立も終わり車輪やパーツ類も揃ってきました。
11
手すりや配管を取り付け塗装が終わればあとは組立てるだけです。ピストンロッドとクロスヘッドはハンダ付、メインロッドとの結合部は銅クギで軽くかしめてあります。
●筆塗りのむらや凸凹も出来上がって見ると味わいなのです、とかなんとか・・子供にはわからないでしょうけど・・・あげるのよそうかな???
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