1998/12/05更新


連続インターネット小説(内容はマ***ソフト批判です)

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「悪女 まい子 第1回」  提督文豪
昔の話をすると笑う人がいるけど・・・。本当にこのままでいいのだろうか? もしかしたら、マイクロソフトという悪女に騙されているのではないだろうか? そう、一度付き合うとなかなか縁を切るのが難しい悪女に。

登場人物 
      まい子   マイクロソフトおよびその関連商品
      りさ子   デジタルリサーチおよびその関連商品
      りん子   アップルコンピュータおよびその関連商品
      麓耶    SHARP X68000およびSX−WindowsまたはVS
 

 悪女 まい子について 
 何年前になるだろうか? 当時私は素朴な女性と付き合っていた。名前をりさ子といった。今思えば、なかなか優秀な女性で、ワープロや表計算、ちょっとしたプログラムを作るのにも、彼女の手助けなしにはできなかった。そんなにお金のかからない、良い子だった。ただ、見てくれはお世辞にも良いとは言えなかった。私に接する態度もそっけなく、愛想が良いとも言えない女性だった。その当時、友人はりん子という女性と付き合っていた。りん子はとても優秀で、見てくれもすばらしい女性だった。その頃良く友人に言われたものだ。「お前を見ていると可哀相でしょうがない。おまえにもりん子の良さがわかるだろう。今の女と別れて、りん子のような女と付き合わないか? 紹介してやる。人生が変わるぞ。」それは、とても魅力的な言葉であったが、それは彼と同じく阿津不留教に入信する事を意味していた。りん子は宗教法人阿津不留教の宣教師である。友人も入信していた。友人はりん子の為に相当な寄付を阿津不留教に収めていた。当時の私にそんなお金は無かった。
 そんなある日、私の前にまい子という女性が現れた。彼女はりさ子を良く調べていた。彼女はこういった。「りさ子にできる事は、私にもすべてできるわ。私にはそれにプラスする魅力もあると思うの。どう、付き合ってみない?」 その当時の気持ちとしては、りさ子に愛情を感じていなかったのは事実だ。しかし、当時私は、個人的に相当の文書や仕事を任せていたので、りさ子との関係を簡単に解消する分けにはいかなかった。しかし、まい子とはしばらくして会社で出会う事になる。会社が彼女の採用を決めたのだ。まい子の仕事ぶりはりさ子とたいさはなかったが、りさ子より少しは人当たりが良いかなといった感じだった。
 私はその後衝撃的な出会いをする。名前を麓耶と言った。少し変わった名前の子であった。彼女を私は、某メーカーの展示会で初めて目にした。一目ぼれであった。その雰囲気は友人の彼女であるりん子に似ているかも知れない。私の心の中にある、りん子への憧れが、麓耶に出会い、触発されたのか。私は、りさ子を捨て、麓耶と付き合いはじめた。思った以上にすばらしい娘だった。彼女は歌も上手く、絵も驚くほどの腕前であった。黄金の描写能力があると、ある人が言った。当時としては珍しく、65536色もの絵の具を持っていたのだ。りさ子とは比べ物にならない優しさ。彼女といると未来の夢が見られた。こう思ったものだ。「もっと先の話をしよう」、「夢の続きを語ろう」・・・。麓耶を手に入れた事を、私は誇りにさえ思った。

 そんなある日、まい子がイメージチェンジをして私の前に現れた。まい子は、りん子の真似をし始めたのだ。前から、ちょくちょくと試してはいるなと思ってはいたが、3度目のイメージチェンジで、見た目だけは近づいた。それと共に強気になってきた。りん子に出きる事は私にもできると主張し始めた。いや、それ以上だと言う事もしばしばだった。麓耶もりん子を目標にしていたようで、りん子にできる事はだいたい習得していて、私を楽しませてくれたものだ。しかし、麓耶は自分をわきまえていて、必要以上に自分を主張しない良い娘だった。その当時の私は、まい子がどんなに声だかに自分をアピールしようとも、個人的には麓耶と仲良く暮していたかった。

(第二回へ続く)

こんな絵載せると怪しまれるかな?!


「悪女 まい子 第2回」 1998/12/06更新

 麓耶とは本当に仲良く暮らしたつもりである。本当に何でも出きる娘だった。時々すねたりもしたが、それはある程度納得できるのであった。しかし、麓耶は訳も分からず私のもとを去って行く。突然、すべての事を放棄して出て行ってしまった。私は新しいパートナーを選ぶことになったが、選択肢としてまい子しかなかった。ああ・・・。かたくなに拒んでいたまい子とこんな形で付き合うことになるとは。まあ、この頃のまい子は、確かに色々なことが出きるようになっていたみたいなので、付き合うにもそれほど苦労はしないだろうと思っていた。しかし、わたしの考えは甘かった。まい子は驚くほどわがままになっていたのである。「あなた、こんな仕事を私にやらせようとするの。だったら、もっと拾い部屋を私に頂戴。」 わたしは、麓耶にも与えたこともない程の大きな部屋をまい子に与える事になる。そして、もう少し、複雑な仕事をやらせようとすると、「冗談じゃないわ、今の待遇で出きるわけないでしょう。もっとお手当てを頂戴。」わたしは、何かをやろうと思うたびにまい子の為に色々買い与える事になった。彼女の欲望に際限はない。いや、これだけお金を かけて、彼女が十分に言うことを聞いてくれれば、まだ我慢もできる。彼女のすね方は半端ではなく、恐ろしく気分やだ。文章を書いていたかと思えば、黙りこくって何もしなくなる。電話を掛けていたかと思えば突然切る。絵を書いていても、書類の計算をさせても、ファックスを送らせても・・・。いや、ただ何もせずにいても、彼女は突然ご機嫌斜めになり、何もかもほっぽりだしていなくなってしまう。
 でも、もう慣れた。彼女はこういう自分かってでプライドが高い女なのだ。今後彼女はますますつけあがっていくに違いない。でも、誰も彼女に文句は言えないのだ。彼女がいなくなれば困るのも事実だからだ。もし、彼女をたしなめる者がいるとしたら。私には一つだけ心当たりがある。危険だがとても強力な宗教団体がある。ここが、彼女を押さえ込むしかないだろう。その宗教団体の名は、愛美意絵無・・・。

おわり


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