1999/12/29
ベンチマークテスト
ベンチマークには、HDBENCH V3.0を使用した。もし、必要な方、比べてみたい方は、こちらからダウンロードしてほしい。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/hardware/se032899.html
全体のパフォーマンスは以下の通りだが、提督の自作機はAthlonの600MHzを650MHzにオーバークロックして使用しているので注意してもらいたい。
この結果を、HDBENCH内の情報と比べてみると、CPU性能に関しては面白いことが分かる。
一番上が、提督のCPUパフォーマンスだが、なんとPentiumの800MHzより、総合パフォーマンスで上に行ってしまう。メーカー発表および巷の噂どおりで、同一クロックならAMD AthlonはPentiumVより速い。ただし、ここでPentiumVと言った場合、PentiumVには2種類あることを知っておかなければならない。katamaiとcoppermineだ。katamaiは基本的にPentiumUにSSEの命令セットを追加したもので、SSE命令を使用しなければ、PentiumUとその性能の差はない。それに対してcoppermineはCPU製造プロセスが0.18μmに微細化され、2次キャッシュがオンダイ化されている。更に2次キャッシュの容量はkatamaiに比べて半分の256KBになっているが、2次キャッシュの動作速度は倍になっているため、同じクロックのkatamaiに比べ大幅にパフォーマンスがアップしている。おそらくこのグラフ上のPentiumの内、モデル8以上がcompermineだろう。この辺提督はPC系の専門ではないのではっきり分からない。ごめんなさい。
更に注目すべきは、Athlonプロセッサーの驚くべき浮動小数点処理のパフォーマンスの高さである。これは提督が聞いたAthlonの製作目標に一致する。AMDのK6−Uは整数演算においてはpentiumUに並ぶところまで来ていた。しかし、浮動小数点演算ではPentiumUに遠く及ばない。そこで2次キャッシュをCPUコアに内蔵するK6−Vを投入した。しかしながら、整数演算でPentiumVに並んだものの、浮動小数点演算ではやはりライバルを上回る事はできなかった。そこで、AMDは新しいCPUをK7というコードネームで開発を始めたらしい。
グラフィックボードの性能比較は以下の通りで、提督のマシンのグラフィック能力は、最高クラスとは言いがたい。これは初めからの予定であるから、しょうがない。また、それ程提督は重要視していない。