仏教について
このページは少し重いですねえ。テーマがね。早速仏教から見ていきましょう。仏教は他の宗教と決定的に違う一つの要素があります。仏教は仏の教えであるのと同時に、仏になるための教えなのです。これを図で見てみると、
と、なります。例えばキリスト教はキリストの教えですがキリストになるための教えではありません。仏教では最終の目的は仏になりすべての苦しみから脱却することなのです。
・人は死んでも仏にならない。
日本の仏教では死人が出ると、仏様がでた。と、言うような表現をし、あたかも死ぬと仏になるのが仏教のように捕らえています。死んだ人間に「成仏してください。」とお祈りするのも、この辺の日本人の誤った仏教観から出ているのでしょう。正式には成仏とは仏の教えを信じ、仏の教えに従い修行して、自分自身も仏になることを成仏というのです。
・仏とは誰のことを指すのか
仏とは、仏陀の略です。’仏陀’という言葉自体はサンスクリット語のbuddhaの音写語で、目覚めた人、悟ったものという意味で、もともとインドの宗教一般において優れた修行者、聖者の呼称でした。従って固有名詞ではなく一般名詞なのです。では、仏教で言うところの仏とは誰かといえば、釈迦、大日如来、阿弥陀仏、薬師如来と挙げられますが、過去この世において実在し、仏の道を説いた仏教の開祖はと言えば釈迦如来となるでしょう。お釈迦様で親しまれています。しかし、この釈迦という言葉も名前を表しているわけではありません。釈迦は釈迦牟尼の略で、釈迦族出身の聖者を意味し、名前を意味するわけではありません。彼の名前は’ゴータマ・シッダールタ’といいます。ゴータマは姓で立派な牡牛を意味するといいます。シッダールタは名前ですべてを成就するといった意味だといいます。シッダールタは紀元前5世紀の初め頃、ヒマラヤの南麓に住んでいる釈迦族の王子として生まれたと仏典は伝えます。その居城をカピラバストゥといいます。父親はスッドダーナで経典では王という事になっていますが、釈迦族は共和制政治を行っていたという記録があり、正確
にはその議長・族長のようなものではなかったかと言われています。母親をマーヤーといい、マーヤーはシッダールタを生んでまもなく死んでしまいます。シッダールタが王子という地位を捨てて出家したのはこのへんにも原因があると思われます。
では、今から仏教について経典と正式な学術系資料だけを中心にして勉強して見ましょう。
・出家・成道
・成道から伝導へ
・すべては燃えている
・釈迦に見る仏教の基本哲学(ここ大事。ここを勉強すれば変な宗教に騙されない。いいかげんにしろよ! ○○○、××××)
・最後の説法
・お勧めの仏教書