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 電気街を一回りしてきたという他のメンツと合流。ここから音楽器街を目指すことにした。どうやら韓国というのは「これはこれ、それはそれ」と同系列の商品を一カ所にまとめる国民性があるようだ。その音楽器街はまさに「楽器のラジオデパート」でした。ギター、オルガン、アンプにスピーカ。それらの山の奥で店員が麺などをすすっている。
 なんとも、味のある街だ。

 音楽器街の後は、タクシーでよく聞いた「南大門」へ。ていうかタクシーも安いね。マナーがよく、ある程度日本語がしゃべれて、相乗りが無く、そして値段の高い黒と黄色の「模範タクシー」の方を利用したのだけれど、それでも初乗りが4000ウォン(400円)だぜ!? 1000円たらずでかなり便利に移動できました。
 実はこの南大門、交差点のド真ん中にあり、どうやって近づいて良いのか途方に暮れた。

 南大門には近接できないと悟り、近くの商店街へ。屋台通りのようであった。そして衣服、バッグ、特産品……そう、この雰囲気は上野のアメ横そのまんまだ!

 ここも面白いところだった。いきなり耳元で「完璧なニセモノあるヨー」とかささやかれるし。

 もっと凄かったのが、韓国海苔の店。まず店前でおばちゃんが韓国海苔あるよ、と日本語で呼びかける。その刹那、背後から通りがかった男が「チョーウマソー」。

 ぶはははははは! サクラ最高! せっかくだからもう一人追加してジェットストリームアタック完成させてくれ。

 「おさかな天国」を越えた(笑)。

 それはそれとして、時刻はすでに午後三時を回りつつある。龍山の駅でお菓子(トウモロコシ型のクリーム入りワッフルのようなもの・5cmほどのものが15個入りで数百円?)をつまんだっきりだったのでお腹が空いてきた。

 やっぱ韓国来たんだから肉喰わなきゃー! ということで手近な焼肉店へ転がり込む。
 時間が時間だけに、自分たち以外だれも居ない。カルビとロースを「人数の半分」注文したら、出るわ出るわ肉と小皿! あっという間にテーブルからあふれるほど皿が並んだ。
 サラダを注文しようかとも思ったがメニューにない……というのも納得。肉さえ頼めば全部付いてくるのだ。

 おまけにここのおばちゃん、ヒマだったのか親日家だったのか、我らのテーブルに付きっきりで肉を焼き、ハサミで切り分け、サンチュを我らの手にのせ、肉! ネギ! 薬味! コチュジャン! のフルコンボ。一通り正しい食べ方をレクチャーされました(私がいきなり千切りネギを食べ始めたのを見かねたのか?)。
 すっげぇにこやかで親切だよ。でもなんだ、この「わんこカルビ」をやっているような落ち着かない気分は……。

 一度も肉をひっくり返すことなく、焼き肉を食べ終えた事なんてこれが初めてだ。
 付きっきりだったので、肉をカメラにおさめるいとまもなかったヨ。

 嵐のような歓待を受けた後、メンツの一人が今度は足裏マッサージをやろうと言い出した。
 いやぁ、初めての体験であったがこれは良いね! とくに激しく痛むところもなかったし、最後には寝てました。終わりに親指をつかんで上下にブンブン振るんだけど、これは絶対「起こす」役も果たしているんだな。納得ナリ。

 そして

 午後七時からの「社員全員で焼き肉パーティー」に見事に遅刻しました(笑)。

 レンタル携帯電話と旅行会社のガイドさん、そしてタクシーを駆使して「皆が集まっている焼肉店」へ直行するという荒技を展開。
 我らよりも遅れてきた不良が居たのであんまり怒られませんでした。てへ。

 しかしここでもまた肉! 肉! 肉の嵐! あああ、もうお腹いっぱいだよママン。2002年の肉は、もう全部食い尽くしました(今十一月だけど)。

 韓国二日目は、絶対肉を喰わないぞ、と心に固く誓った。

 画像はチャゲアス来店記念の写真。出るまで気が付かなかった。
 しかし、「チャゲとアスカ」かよ(笑)。

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